junのうつライフ

2018.4月【自律神経失調症】にて休職→退職→無職→転職失敗→パワハラ 日々の出来事や雑記をつらつらと。

うつ病の僕のライフスタイル

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こんばんは、今週も始まりました。

人々の美を追求する「美的ライフスタイル」

 

今回は、北海道在住、アラサー男性junさんに密着し、「うつ病のライフスタイル」の美を追求していきます。

 

それではご覧ください。

 

うつ病の僕のライフスタイル

 

junさんはうつ病であるにも関わらず、去年1年間で転職を4度も繰り返し、体調を無視し続けた結果、現在はさらに悪化してしまい自宅療養中です。そして現在主夫も担当。

 

そんな、うつ病と主夫の2つの顔を持つjunさんの「うつ病のライフスタイル」からどんな【美】を感じることができるのでしょうか。

 

 

午前中

 

jun「ふぁ~、今何時だ?まだ7時?もう一眠りっと」

 

平日にも関わらず二度寝をするjunさん。

結局この日は11時まで寝ていました。

まだ寝ぼけているjunさんに、取材班は尋ねる。

 

取材班「おはようございます!いつもお昼前まで寝ているのですか?」

 

jun「…朝だとか昼だとかそんなことはどうだっていいんですよ。僕のまぶたが開いたときが、僕の1日の始まり。さあ、今日はどんな1日になるのかな♪」

 

 

“僕のまぶたが開いたときが、僕の1日の始まり。”

 

あまりに美しい言葉に、取材班はいきなり度肝を抜かれてしまった。

 

 

お昼

 

junさんは顔を洗い、歯を磨き、リビングに向かう。

そしてなんと、ソファーに寝転がり毛布にくるまり始めたのだ。

取材班は恐る恐る質問を投げかける。

 

取材班「junさん、また寝るんですか…?」

 

 

その場の空気が凍った。

そして数秒間の沈黙を、junさんが破る。

 

 

jun「フフッ。あ、すみません笑ってしまって。普通の人には寝てるように見えるんだなって。これはね、寝ているのではなくて瞑想しているのです。頭の中で今日やるべきことを整理する。僕はね、考えてから動くんです。不器用なんでね。」

 

 

“僕はね、考えてから動くんです。不器用なんでね。”

 

決してうつ病という言葉を言い訳にすることなく、自分を“不器用”と表現するjunさん。

ソファーでヒョウ柄の毛布に身を包まれたその姿は、まるで神々しいモニュメントのように美しく見えてきた。

 

 

取材班の軽率な質問にも快く応じてくれるjunさん。

この人は一体何者なのだろうか。

 

 

午後

 

ヒョウ柄の毛布からもぞもぞと出てきたjunさん。

すると、いきなり猛スピードで家事を始める。

その姿はまるでヒョウそのもの。

そして、完全に主夫の顔になっていた。

 

 

小1時間で家事を終わらせたjunさんは、遅めのお昼ごはんを食べ始めた。

 

ごはんと納豆のみだ…

 

取材班は意を決して質問をする…

 

 

取材班「…失礼ですが、いつもこんな質素な食事を…?」

 

 

junさんの顔つきが変わる

 

 

jun「僕はごはんと納豆を1度たりとも【質素】だなんて思ったことはありません。あなた東京生まれですか?1度北海道の農道を走ってみてください。そして、農家の皆さんを眺めてみてください。お米は何よりも美しい命の集まりです。」

 

 

“お米は何よりも美しい命の集まりです。”

 

取材班は自分の拙さに涙を流した。

それでもjunさんは決して責めたりはしない。

junさんが差し出してくれたハンカチは、ほのかにレノアハピネスの香りがした。

柔軟剤からも優しさを感じた。

 

 

 

jun「ちょっとカメラ止めてください!」

 

 

!?

取材班は急いでカメラを止める。

何があったのだろうか…

 

 

すると、junさんは薬を飲み始めた。

抗うつ剤だ…。

 

jun「こういうところは映さないほうがいいでしょ?どんな薬を飲んでいるかは関係ないんです。僕のライフスタイルから美を感じて欲しいからさ♪」

 

 

“どんな薬を飲んでいるかは関係ないんです。”

 

決して薬の内容を明かさないjunさん。

病院への配慮、視聴者そして取材班への配慮。

その立ち振舞い、まさに【美】である。

 

 

夕方

 

遅めのお昼ごはんを終えたjunさんはまたソファーに寝転ぶ。そしてヒョウ柄の毛布にくるまる。

 

どうやらYouTubeを見ているようだ。

とても楽しそうだ。

 

 

取材班は最後の質問をjunさんに投げかけることにした。

今回の取材での最大の質問を…

 

 

取材班「うつ病になって毎日このような生活をされていると思いますが、今後に対する不安などはありますか?」

 

 

…ついに聞いてしまった。

またもや沈黙が続く。

 

 

数分は経ったであろうか。

junさんはヒョウ柄の毛布から顔だけを出して、こう返答した。

 

 

jun「僕はうつ病になって良かったと思うようにしています。辛い経験は自分を成長させます。いつかこの経験が活かせるときがくるはずです。不確定な未来を嘆くよりも、僕は今この瞬間を精一杯生きることにしています(^^)」

 

 

“不確定な未来を嘆くよりも、この瞬間を精一杯生きる”

 

 

取材班はもう限界だった。

これ以上にない【美】を感じたところで、今回の取材は終了した。

 

 

そしてjunさんは、ヒョウ柄の毛布へともぞもぞと戻っていった。

 

ソファーで丸まっているヒョウ柄の物体。

それはアフリカを取材したときに見たヒョウそのものだ。

内面に秘めた狂喜すら感じる強い想いと、外面の美しさ。

 

junさんがこの毛布を必要としなくなったとき、立派にうつ病を克服していることであろう。

 

まとめ

 

我々は今回の取材で、うつ病への偏見が無くなったのと同時に、うつ病のライフスタイルからいくつもの【美】を感じとることができました。

 

今回取材に応じてくださったうつ病で主夫のjunさん。

まだまだミステリーな【美】を感じる取材班は、これからもjunさんを密着していく予定だ。

 

 

以上、[美的ライフスタイル]でした。

なお、来週は全国なわとび選手権決勝の生放送があるので、次回は再来週の放送となります。

 

それではごきげんよう。

 

制作:UTU

 

 

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