高校生時代の、懐かしいお話
高校の担任が教えてくれた【絶対に失敗しない方法】
高校3年生の時の担任は、クソ適当な先生でした。♂
僕が通っていた高校は自称進学校(笑)だったので、校則もとても厳しかったです。
男子は学ラン、女子はセーラー服だったのですが、学ランのボタンを1つでも開けようものならお説教。
女子のスカートは僕ら男子の欲望に反比例しているかのごとく膝下必須。
そんな高校。
しかし、僕のクラスの担任は先程説明した通り、基本的に適当なので何があっても注意しません。
チンピラみたいな現代文の先生だったのですが、基本的に椅子に座って授業をします。
これ、どういうことか分かります?
板書を一切しないのです。
現代文なのに。
そのレベルでぶっ飛んでいました。
茶髪なんてもっての他なのに、茶髪の奴がいても何も言わない。
なんなら先生がド茶髪。
そんな環境ですから、僕のクラスだけどんどん校則がめちゃくちゃになっていきます。
文系のクラスで、8割が女子でした。
女子達のスカートが日に日に短くなっていきます。
控えめに言っても最高でした。
月日は流れ、卒業式を迎えます。
最後のクラスルーム。
このチンピラ先生のことだから、あっさりと終わるんだろうな~と思っていたら、本当にあっさりと終わりました。
でもその時間は、チンピラ先生が初めて格好よく見えた、かけがえのない時間になりました。
チンピラ先生「俺はお前らの髪の毛や制服、遅刻なんてどうでも良かったしこれからもどうでもいい。」
生徒「…」
チンピラ先生「今からそんなことよりももっと大切なことをお前らに教える。【人生に絶対失敗しない方法】を教える。よく聞けよ?」
生徒「…ゴクリ」
チンピラ先生「それは、挑戦しないことだ。」
チンピラ先生「挑戦しなければ絶対に失敗はしない。でもな、挑戦をすれば失敗をするかもしれないが成功もするかもしれない。」
「お前らはどっちを選ぶ?」
卒業おめでとう。
…皆、なぜか泣いていた。
僕も泣いていた。
本当に適当で、ただのチンピラ先生なのだけど、[言葉の重み]が凄すぎたんだ。
まとめ
そして僕は挑戦しないことを選んだ。(ズコーッ!!)